■今日の瓦版
2005年04月21日の一覧
本紹介
何を書こうかと思って 過去のコラムを眺めていて 最近 本の紹介をしてないことに気づきました。久しぶりの本紹介です。
真保裕一(しんぽゆういち)さんの「灰色の北壁」です。山岳小説が3篇収録されていました。表題のものも面白かったのですが、「黒部の羆」という作品に感心しました。心理ミステリーの類ですが、登はんシーンの描写が克明で手に汗握ります。「もう山は懲りたなんて言わないでくれよ」というセリフにしびれます。
「マジソン郡の橋」(読んでませんが)を超える純愛小説というコピーに惹かれて買いました。きれいに泣けます。本を読んでこれだけ涙が流れたのは「12番目の天使」以来です。映画にもなってるそうです。見てみようかと思わせる作品ですね。おすすめです。
死ぬほど恥ずかしいことを紹介してある本 ということで買ってみました。おなかを抱えて笑える話も ちょくちょくあります。大体 尾篭な話が多いようですね。この手の話題は大好きです。
佐藤愛子さんの「こんなふうに死にたい」です。私は 来世とか霊魂の存在を信じないほうですが、これを読んで認識が少し変わりました。今まで いろんな理由をつけて自分に納得させていた不可解な出来事が ひょっとして・・・と思わせる内容です。こうしてる今も背中が寒い。それにしても美輪明宏さんが すごい霊能者だとは知りませんでした。
一ノ瀬泰造という 戦場フォトグラファーの手記や手紙を集めたものです。本人はベトナム戦争で亡くなっておられます。戦争報道に使命や価値を見出したというジャーナリストとしての姿勢ではなく 功名心にはやる若者の若いエネルギーの暴走のようなものを感じました。アンコールワットを撮りたいという純粋な願いも 功名心ゆえのように読めてしまいます。
読後 「やっぱ あわへん」というのが感想です。商人の町としての歴史が長く やはり価値基準が銭勘定になるそうです。典型は交通反則金で 月何回までなら捕まったほうが月極めの駐車場を借りるより安いと天秤にかけるようです。取り締まりは 危険や渋滞の解消のためという観点は全くないようです。お金にならないものにも大切なものは沢山あると思うんですけど・・・
阿川弘之氏の「軍艦長門の生涯」です。一戦艦を通して帝国海軍の歴史が語られている本です。海軍史として読むには最高の作品の1つだと思います。それにしても軍楽隊のBGMで食事をしていたなんて とても粋ですね。
司馬遼太郎氏の「燃えよ剣」です。天邪鬼の私は 大河ドラマが終わってから関連書籍を読む癖があります。新撰組のものはこれが初めてでした。ドラマでは スマップの香取さんが確か近藤勇をしてましたね。この本の近藤勇は 武勇(功名)第一のお人好しとして描かれてました。ドラマではどうだったんでしょう?それにしても土方はカッコいい。その一語です。
鬼兵を読んで以来 池波正太郎氏にはまってしまいました。「剣客商売」も読んでしまいました。最後のほうの作品は筆者の体調が悪くなったのか 全体に暗い感じです。初期のものは面白くお勧めです。でも読み始めたら全部読んじゃうような気がします。
仕事人藤枝梅安も読んじゃいました。昔 緒方拳さんがドラマで主演されたように記憶しています。このシリーズは完結される前に 池波先生が亡くなったので結末が分かりません。それにしても池波先生の作品は どれをとっても作中に出てくる料理が美味しそうです。特に「五鉄の軍鶏鍋」は食べてみたいですね。
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